生命の手記
大阪府堺市 母
私達の最愛の息子 「安藤裕史｣は、
平成１０年７月２０日に、交通事故で亡くなりました。
将来の夢に向かって輝いていた大学２年生で２２歳でした。
事故は、幹線道路の交差点内で起こりました。
息子は２５０ccバイクで青信号に従っての直進中でした。
そのバイクに、前方確認もせずに強引に右折してきた大型トレーラーが、
ぶつかってきました。ひとたまりもありません。
息子は亡くなりました。
息子は、パソコンが大好きで、情報関係の大学に通っていました。
念願が叶っての学部だったので、それはそれは張り切っていました。
あの輝く瞳が忘れられません。
あの悪夢の様な事故が、全てを奪ってしまったのです。
子供の夢は、そのまま親の夢でもあるのです。
理不尽に命を絶たれた息子はどんなに悔しいでしょうか。
やりたいことが一杯あったでしょう。
これからの未来に向かって、希望に胸を膨らませていたことでしょう。
それなのに、．．．悔しくて、悲しくて、やり切れなくて、
哀れで、情けなくて、虚しくて．．．．
こんな気持ちは、子供を亡くした親にしか分からないでしょう。
この悪質な事故の刑事裁判の判決は禁固刑で、しかも執行猶予付きでした。
執行猶予が付けば、加害者にとっては、痛くも痒くもありません。
日常生活が何にも変わらないのです。普段の生活が待っているのです。
こんなに刑が軽いのは日本ぐらいです。
正に『 加害者天国! 日本 』です。
実刑が付くことは、ほんのまれにしか有りません。
この事を、皆さんに知って頂きたいのです。
私達は、《生命のメッセージ展》を知って頂いて、
命の重さを再確認して頂きたいのです。
こんな悲しいことは、もう終わりにしませんか!
みんなの意識を高めることで、交通事故を無くしていきましょう