生命のメッセージ展in和歌山
2004.10.9〜10「生命のメッセージ展」IN和歌山を無事大成功にて開催できたことを心より感謝もうしあげます。会場では途切れることなく来場者があふれ一歩足を踏み入れるとなくなった人々の無念を無言で語るレクイエム「生命のメッセージ展」を受け止めて頂き「続けて行かなければならないものである」と感想をいただきました。和歌山新報 和歌山放送 ニュース和歌山 毎日新聞
読売新聞 朝日新聞 産経新聞 関西テレビ テレビ和歌山などご協力頂きました。学校長、教頭の来場は未来を生きる子供達にも「生命のメッセージ」が届くだろうと希望を頂きました。最後に私共の息子の事件を知りながら和歌山県、和歌山県教育委員会、和歌山市、和歌山市教育委員会の後援を頂けたことは 「人間として大切なものは何か」向き合う姿勢を見せていただけたことを心より感謝もうしあげます。 「生命のメッセージ展」IN和歌山に参加されためいめいの家族の声が、2003年11月〜2004年10月までのあいだ「わかやま新報」に掲載されました。すると、法務省からわたしたちのもとに、この声を矯正教育に役立てたいとの依頼を頂きました。死者から発信する怨念の声を世の中に対して、伝えたいと言う康政の願いがようやく一つの形になったことと喜んでいます。 |
生命のメッセージ展のHP |
「生命のメッセージ展」開催地域 (2001〜2005年)
2001年
東京駅八重洲広場
静岡県浜松市
神奈川県座間市
大阪府門真市
奈良県生駒市
奈良高専学園祭
大阪市阿倍野区
2002年
山口県防府市
神奈川県横浜市
北海道札幌市
神奈川県川崎市
栃木県宇都宮市
千葉県千葉市
秋田県秋田市
2003年
国会 http://www.inochi-message.com/~kokkai/
前回「生命のメッセージ展 in 国会」の様子
高知県高知市
長崎県長崎市
熊本県熊本市
滋賀県大津市
長野県長野市
2004年
愛知県名古屋市
静岡県静岡市
青森県青森市
和歌山県和歌山市にて開催 2004年10月9日(土)〜10日(日)
早稲田大学
2005年
山口県防府市
三重県津市
岐阜県高山市
広島県広島市
群馬県高崎市
生命のメッセージ展in早稲田大学
2006年
国会パート2 http://www.inochi-message.com/~kokkai
「生命のメッセージ展」のHPでは、今までの開催地や今後の開催予定が見ることが出来ます。
天国への手紙 |
「天国の手紙」は 和歌山開催に来場されたみなさんが 感想など書いてくださいました。
報道 |
和歌山開催に 協力してくださいました。
和歌の浦アートキューブ
開催準備10月8日から、開催中のお手伝い また終了時の片付けなど 和歌山開催実行委員のみなさんだけでなく、遠方から駆け付けてくれた 遺族の方々、和歌山大学の学生さん、早稲田大学の学生さんが協力し てくださいました。 |
|
10月8日の準備風景 もう、これから増えることのない 楽しかった時間を収めた写真が キューブとして組み立てられています。 |
|
亡くなった人がパネルとなって 再び天国からメッセージを届けます。 等身大のパネルとなったメッセンジャーと語りながらの準備でした。 |
|
高校生の来場者もたくさん来てくださいました。 天国への手紙にも書かれているように、テレビや新聞や本では分からなかった 事を知り、しっかり自分の「生きる」力を確認しててもらえたように思います。 |
|
高校生の方が メッセンジャーの為にピアノを聞かさせてくれました。 来場者の方々が 素晴らしい調べに感動されていました。 心のこもった音楽ややさしさそして自然ほど 人を支えてくれるものはありません。 |
|
9歳の男の子、に囲まれて 息子、丸谷康政が 和歌山に帰って来ました。 「生命」「真実」「心」「生きる」・・・大切な生命のメッセージを伝えました。 |
|
会場に入った瞬間・・・言葉にならない空気が流れていることを感じた人が 多かったようです。 パネルのメッセンジャーが まるで生きているようだと感じたそうです。 メッセンジャー達の声が 届いたのでしょうか・・・この声がいつまでも みなさんの心の中で生きていることを願っています。そして いつか長い人生の中、役立つ時が来たならば メッセンジャー達が支えてくれる事を祈っています。 |
|
長野県の子供を亡くされた お母さんが被害者の気持ちや法律の流れなどを話してくれました。 お母さんは亡くなった息子さんを思い どれだけ涙を流してきたでしょう 考えてほしい事があります。それは、 一瞬の過失で人の命が断たれ 「終わった」としても、被害者にとって 悲しみや苦しみは「始まる」と 言うことです。それも、生きる限り 戻れないものがある。 |
|
被害者になって・・・・ 風の匂いが、季節の風景が、残酷な事件を蘇らせます。気にならなかった 感覚が敏感になり、「真実」を見極めます。 それは きっと伝えたい言葉が亡き息子、丸谷康政にあるからだと思って います。母と子の絆は生きる世界が違っても切れることはなく、目に見え ない息子と共に生きている感じがします。 こんな時、あの子は何を言う?どうする?・・・うんうん 「お母さん どこ?」 「お母さん 今日なに?」「お母さん、お茶!」「お母さん、おとん(お父さん)どこ?」「おとん、キャッチャボールしに行こ」・・・聞こえるはずのない声が 胸に響きます。 |
|
和歌山市長 ご夫妻も来場してくださいました。 和歌山市教育長の ご挨拶から始まった「生命のメッセージ展」IN和歌山 は写真展、ピアノ演奏、武道演舞の協力、そして1年かけて準備を助けて くださったみなさん 遠方から駆け付けてくださった被害者遺族のみなさん 和歌山大学、早稲田大学のみなさん そして台風直撃の警戒をききながらの来場者のみなさん、多くの人達に 助けていただきました。 一番大切な事を伝えることができて感動しました。 どんなに感動しても悲しいかな 亡くなった子供達の命は帰ってきません しかし、亡くなった子供に恥じないように 「なにくそ!」と思って生きて います。 諦めない、言い続ける事、多くの人に伝えることいっぱいあります。 被害者の多くの人達は 泣きながら苦しみながら あきらめません。 どうぞ みなさん 力を貸してください。 |
和歌山新報掲載文
「生命のメッセージ展」 |
丸谷康政 15歳 Yasumasa Marutani 15歳の息子 丸谷康政が死んでしまう!と言う恐怖といったい 息子に何が起こったのか信じられない26時間の出来事でした。 康政はICU(集中治療室)の中で”生きたい”と精一杯頑張っ ている時、消毒用エプロンも付けず警察手帳も持たない6人の私 服の警察官が調書に署名、捺印しなさいと言ってきました。 ICUにずかずかと「土足」で入り込む非常識な警察官 「それでは自殺ということで」と最後のむごい一言・・・・ 私はこの残酷で冷血な警察の言動 行動を忘れる事ができません 「康政は死ぬ前に警察の書類で先に殺されてしもたわ」 それが私の感想です。 後で分かった事ですが 警察の書類には言った事とは全く違う言 葉が記入され 救急隊の書類にも私は会ってもいない 見てもい ない救急隊員との会話文が記載されている事が判明しました。 息子のケガの状態は警察官が言うビルの3階から転落したものとは 思えないものでした。司法解剖もしてもらえませんでした。 「なぜ してくれなかったのですか?」と聞くと「警察は24時間 しか権利がないのです。お宅の息子さんは2時間オーバーして生き たからです」と説明されました。 そんな納得の行かないたくさんの疑問を再捜査要望書にまとめて 提出しましたが、1年余り経った今も警察からは何の連絡も返答も ありません。 この様に息子を亡くして初めて、被害に遭った者が警察の心無い 捜査で真実を知る事ができない現実を知りました。 私は今もICUで見た息子の涙を思い出す度、心がつぶれそうな 思いです。真実が解らないから、今も心はあの日から進めない。 丸谷康政 母 |