疑問と再捜査要望書提出

写真 公安委員会

 H.12年4月5日
 N議員から電話がありました。

N議員「今 和歌山東署の礒崎氏から連絡があり もう1度 東署に      来てほしいと言っています。」
 
私(康政の母)「まず 先に、先日の見た書類に書かれていた文面 で2月16日には お父さんが私が息子を叱りましたと書いていると言う説明が2月16日和歌山東署に説明を聞きに行った後 自宅に帰って主人に確認すると主人は怒ってもいないのに そんな事警察に言う事ない!と言って警察に電話するとお父さんが言っている が お母さんが言っているに変わった事         
もう1つ 2月16日には窓の足型はソックスを履いているが3月1日には素足に変わった事
          
いったい 誰に聞いて 誰が書いた書類なのか教えて下さいと東署 磯崎氏にお伝えください」

N議員「わかりました」と言って電話を切りました。

私は直接この質問を東署へ言っても 警察官は「知らない」
「聞いていない」と言われると思いN議員を介して聞いて頂きました
しかし 数カ月経っても 何の返答もありませんでした。
私は少年犯罪被害当事者の会 代表の武さんに紹介して頂き
大谷實先生に長い時間をかけて話を聞いていただき たくさんの
疑問と再捜査要望書をH.12年6月29日に和歌山県警察本部に
提出する事ができました。
当日は報道関係の方々が来て下さった お陰で警察官も丁寧な
対応をしてくれました。

しかし あれから二年 結果はやはり 私共のたくさんの疑問にも答えてくれることはありませんでした。
被害者支援や修復的司法という言葉をよく耳にしますが 被害者や
被害者遺族の気持ちを理解しての改革とは まだまだ言えないような気がします。
なぜなら 遺族はカウンセリングや遺族同士慰め会う事を望んでいるのではなく 「真実」を知りたいのです。
いったい 何があったのか 命と引き換えなければならない理由は何だったのか 事件の真実を知りたいのです。
真実を知りたいと願う 遺族の疑問に答えてくれる所から 被害者支援が始まるのではないでしょうか?
何が遺族を苦しめているのか 知る事からではないでしょうか?

息子の日頃の様子 性格 友達関係など 何1つ聞いてくれる事もなく「生きたい!」とICUで精一杯 頑張っている時 たった一言
「そしたら 自殺ということで」

「生きたいと頑張っている康政を警察に紙の上で本当に死んで    しまう前に 殺されてしもた」それが私の感想でした。
それが 和歌山東署の警察官の仕事だったのですね。
15歳のいのち  こどものいのち   

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「鳥徳ビルに関する事件」に対する 息子康政の
不信な死と警察官がとった行動、言動の説明と
再捜査要望を県警本部に提出しましたが、2年
経った今も何の連絡も説明もありません。

それから まだ驚いた事に後日解った事ですが
救急車の救急隊の書類の中にも
「お母さんが”お父さんが息子を叱りました”と
言っていました」と書かれていることが解りました。
 ! しかし 私は救急車も見てない
   音も聞いてない まして 救急隊の人と会っても
   いないのにどうして 嘘を書くのですか?
 救急隊のY氏
  「そこは 大事な文ではないので」と
   説明されました。
  −−−−−−−−−−−−−−−−−
そして 私には深く心に残った
     警察官礒崎氏の言葉があります。
     「警察官にも人権があるんですよ!」

    そうです
    まさに私が言いたいことは それです。
    ”息子「康政」の人権はどうだったので
     しょう”
    私は警察にそれを聞きたいです。

和歌山にも組織の重圧に耐え心を痛めて
下さっている警察官も居るはずです。
(そう 信じたいから・・・・)
しかし この様なやり方で和歌山の治安は
守られるのでしょうか?

ーーーーー   警察って  −−−−−
捜査する現場の警察官が書いた書類
        そして
その書類を信じて(?)説明する警察官
        しかし
その書類に捏造があったら 私達”民間人”
はどんな風に証明すればいいのでしょう?

「大切な子供さんを亡くされた 親御さんの
気持ちは尋常ではありませんよ」
どこに行っても マニュアル通りの警察官の
言葉が返ってきます。
この言葉には とても緻密な「思いやり」の中
に潜む別の意味が・・・・
  とても恐ろしい 世界だと感じました。

現在 イギリスでは警察の調書など書類作成
に関する会話はテープに撮るそうです
それは どちらも間違いのない用にする為の
予防です。
私もぜひ 最低限 書類作成の為の会話
はテープに撮ってほしいと思います。
また 1つの知恵として 警察官との話には
第3者の方に いっしょに聞いてもらう位の
考えは常に持っていた方がいいかもしれま
せん。
そして 後日 確かに言ったことが正しく書
かれているかどうか確かめたいものですね。

自分の大切な人を守る為
 そして 第二被害 
      第三被害を防ぐ為

ここでは 息子「康政」を亡くしたことが
まず第一の被害 そして第二として
警察官から受けた心ない対応この様に
残された遺族は1つの悲しみだけ
ではなく 第二 第三の悲しみから家庭さえ
壊れてしまうのです。

私共がここまで 頑張って来れたのは
たくさんの方々の応援
そして息子「康政」に導かれている
「信号」があるからです。

人間って 本当に不思議なものですね・・・
       丸谷 康政  母

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